施工工程の流れ~防蟻処理~
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シロアリは予防が基本!
一度でもシロアリ被害に遭った木材は元の状態には戻りませんし、木材の持つ本来の力(耐力)を発揮できなくなってしまいます。もし、床下の土台や柱などを修繕するとなると、高額な工事費がかかることも珍しくありません。ですから、シロアリ被害に遭う前の対策、つまり「予防対策」が基本です。
シロアリの生態とは?
湿っていて暗い場所が大好きです。
光や乾燥を嫌うシロアリにとって、換気が悪くジメジメした床下は、エサになる木も豊富にあり、まさにシロアリの天国! 特にヤマトシロアリは湿った木材を好む傾向にあります。シロアリが食べるのは木だけではない。
シロアリは木材に含まれるセルロース・ヘミセルロースを栄養分にしますが、食欲が旺盛なため、途中に障害物があればゴムやプラスチックでも食い破って進んでいきます。他にもコンクリートのすき間や発砲樹脂系断熱材など、シロアリの栄養分を含まないものでも被害を受けたという例が報告されています。防蟻処理とは?
住宅の土台や柱などに、シロアリ被害を予防する効果のある薬剤を散布することです。建築基準法では、木造建築の地面から1メートル以内の部分(柱、筋交い・土台など)には必要に応じて防蟻処理をおこなうことが義務付けられています。
防蟻の箇所

土壌処理

土壌処理とは、新築時の基礎のベースや基礎コンクリートの打設前に、シロアリが忌避する 薬剤等を床下土壌に散布することでシロアリを寄せ付けないようにする こと。 シロアリは、一般に地中を通って建物内に侵入してくることが多いので、建物の基礎の内側や束石の周囲、その他シロアリが通過する恐れのある土壌を薬剤で処理することが、 シロアリの侵入を防止する最も効果的な方法 と言われています。
土台防蟻

土壌処理と同様に土台工事で使用する土台と大引の木材全体を 薬剤で処理してシロアリが寄せつかないようにします。
柱防蟻

棟が上がると、柱を地盤から1mの高さまで薬剤で処理してシロアリが寄せつかないようにします。
■その他シロアリ対策
湿った場所を好むシロアリの対策を弊社は以下の通り施工しています。
①防湿フィルム

地中の湿気を床下に入れないように防湿フィルムを敷き、その上からコンクリートで覆うことでより湿気をシャットアウトします。
②基礎パッキン

土台工事をする際に基礎コンクリートと土台の間にパッキンをかませることで風通りを良くし、基礎内の湿気を外部へと送ります。
>>基礎工事の記事
③床下断熱材

長期にわたり断熱性能を持続し、 床下からの湿気を通しにくく、次の工程で張る床合板を湿気から守ります。

熱伝導率 | 0.037 (w/mk) |
透湿係数 | 205 以下 |
断熱等性能等級 | 等級4 |
>>土台工事の記事
④ 外壁透湿防水シート

透湿防水シートは、 水を通さず湿気は通す性質をもつシートです。
>>外壁透湿防水シート
⑤ 通気胴縁

透湿防水シートとサイディング材の間い木材(通気胴縁)を張り、シートと外壁材の間に通気層をつくり、風通しをよくしています。
>>外壁工事の記事

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